
群馬県 前橋市。
群馬県は「東日本で最も古墳の多い県」です。
その群馬県では、県庁のある前橋市周辺地域を「中毛」、上越新幹線の停車する高崎市や富岡製糸場のある富岡市などがある地域を「西毛」、東日本最大の前方後円墳・天神山古墳のある太田市周辺を「東毛」、温泉で有名な草津温泉や、谷川岳のある水上、沼田市などのある山間部を「北毛」と、群馬県内では呼びます。
特に、中毛、西毛、東毛の、関東平野に面している地域には、多くの古墳が存在しています。
この飯玉神社の東側には広瀬川が流れており、広瀬川の流れに沿うように、川の西部の土地が高くて、水害の危険も少ない、見晴らしのよい場所に、多くの古墳が存在しています。
この広瀬川西部の、台地上の多くは、前橋市に含まれています。

飯玉神社の周辺は、市営広瀬団地が多く建てられています。団地が初めに建てられたのは昭和時代ですが、地元の人の話では、この団地の造成によって幾つもの小さな塚(おそらくは古墳)が均されてしまったという。

神社の駐車スペースは、写真の二の鳥居の左側の、神社境内にあります。ですので、自動車で行く場合は一の鳥居を潜り、二の鳥居を潜らず左へ行きます。

駐車場の傍には塚(古墳)があり、塚の上には赤城神社が祀られています。


二の鳥居を過ぎて右側には、社務所があり、お守りの授与所があります。
左側には、手水舎があります。
お守りは、飯玉神社と記された多種のお守りの他、この地に居たという白狐をモチーフにしたお守りが多数、授与していただけます。

境内の奥の方には神楽殿があります。立派な神楽殿ですね。
地元の方のお話では、数十年前までは地元の祭りで神楽殿がつかわれていたそうです。


三の鳥居を過ぎたところから、本殿を見ます。
本殿は、塚の上に築かれています。下にある写真には、この付近は古墳群があり、この飯玉神社もそのエリアに含まれている事がわかります。


古墳群は、前述のように東側の広瀬川に沿い点在。
この分布図は飯玉神社を中心として古墳が記されていますが、広瀬川は赤城山麓を水源地とする川で、前橋市の中心部がある台地の東側を流れており、実際には古墳はもっと上流から、もっと下流まで、古墳が点在しています。
なお台地の西側は大河川・利根川が流れています。



稲荷神社の鳥居を2つ潜ると、左側に、写真の「神狐」と称された白狐の剥製が保存されています。
この白狐の剥製は、地元の人が数十年前、この付近で捕獲されたもので、とても珍しいため自宅で保管していたそうですが、飯玉神社で保存していただく方が良いと考え、寄進されたとのことです。
この飯玉神社のある広瀬川西側の台地は、昭和から平成にかけて建てられた広瀬団地が広がっています。開発される前には原野も広く残っていたと思われ、狐も多くいたそうです。現在は狐などは居ないだろうと思いきや、神社の人の話では、この広瀬団地の更に西には田畑や僅かに林も残っていて、付近では今でも狐を見る事があるそうです!

稲荷神社に向かって右の階段を登ると、飯玉神社の本殿の裏側に出る事ができます。

本殿の裏にある摂社の一つ、淡島大神。
淡島神社の御祭神は「少彦名命」と言い、薬の神様です。また、穀物、酒造の神様としても知られています。
飯玉神社の東側には広瀬川、西には大河川の利根川の恵を受ける田園が広がりますが、この広く平らな田園地帯は利根川の堆積作用によるものです。言い換えると、何度もの洪水によって形成された土地とも言えます。そのため、時には作物が大きな被害に遭うほどの水害もあったと考えられます。そのため、穀物の神様もお祀りされたのでしょう。






御祭神 保食命(うけもちのみこと)
他 十二柱
御利益 食物・豊穣
お守り あり 神狐(白狐)をモチーフとした御守りが多数)
御朱印 あり
参拝者数 普段は少なめ 正月は多い
参拝所要時間 約30分
駐車場 あり 神社境内 10台程度
その他 霧島稲荷神社の神狐(白狐)様の剥製あり


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