
藤原秀郷は、下野国(現:栃木県)に生まれて、平将門を討伐した人物として知られています。

秀郷は、諸国を回り、豊臣秀吉に使えたのち、唐沢山に城を築きます。
そして、唐沢山城の周囲に、いくつかの社を城の守護とするために建てています。
この根古屋神社は、この後の写真にある根古屋神社の由緒沿革にも書かれていますが、元々は唐沢山城のある山頂西方に祀られていましたが、唐沢山城が破却され、佐野氏の城が現在の佐野駅の北にある春日岡に移されたため、現在の地に遷座されました。

神社の入口は道路に面していますが、あまり目立たないため、車で走っていると通り過ぎてしまいそうになります。


参道の長さは100m以上あり、両側には住宅が並びます。参道の突き当たった右側に手水舎があり、そして参道は左に折れ、社殿は南に向けて建てられています。社殿の前には田園が広がっています。
解りにくいですが、この社は集落のある台地の南の端に建てられています。正面に遮るものはなく、田畑や南方の眺めのよい場所にありました。

そして、写真から解るように社殿は周囲より少し高い塚の上に建てられているように見えます。
神社の説明板にはありませんが、恐らくはこれは古墳であり、墳丘の頂部に社殿は建てられたと推察できます。古墳のある場所の特徴としては、周囲より少し高い、河川や低地を見下ろす丘陵や台地の端に造られていることが殆どであるからです。
神社が当地に移された時代には集落が既に形成されていたと思われ、この立地のよい場所に何も建物がなかったのは、すでに古墳が存在していて、そして村社を設ける場所として適したいたと考えられます。




この神社の特徴として、本殿に彫られた色鮮やかな彫刻があります。
正面のみでなく、周囲全てに彩られた彫刻がありました。彩色してからそれほど年月が経っておらず、数十年毎に塗りなおしているように見えます。
創建から300年以上が経過していますが、木材にも傷みはなさそうです。
この神社が住民から大切にされているのが解ります。
主祭神 天乃児屋根命(あめのこやねのみこと)
御祭神 天乃太玉命(あめのふとだまのみこと)
お守り なし
御朱印 なし
参拝者数 少ない
参拝所要時間 15分
駐車場 あり(神社境内に10台程度)

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